新型コロナウイルス感染拡大による学校の臨時休校を受け、給食用食材を納入できなくなった業者らを支援しようと、富士宮市の市民有志が８日、市の協力を得て、学校給食救済マルシェを市役所前広場で開いた。
地元のＮＰＯ法人母力向上委員会が開いた給食大根救済マルシェがきっかけ。他の納入業者や生産者にも支援を広げようと、市民有志や市職員が立ち上がった。事前にマスク着用を呼び掛けたほか、消毒液を設置するなど感染拡大防止に努めながら、約２０人のスタッフが運営に当たった。
市内納入業者ら３社が食パンやヨーグルトなどを並べた。販売開始を前に４００人超の来場者が列をつくり、約３０分で完売。購入できなかった来場者からも「売り切れてよかったね」などの声が聞かれたという。
給食に使われる予定だった生鮮食品は市場に出荷できた場合も多いとして、スーパーやＪＡ富士宮のファーマーズマーケットなどでの地場産品購入を通じた支援も来場者に呼び掛けた。
母力向上委員会の小野麗佳さん（４０）は「人の善意ってすごい。これを機に地元の食材を地元で消費する流れが一層進むとうれしい。できることは続けたい」と語った。
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March 08, 2020 at 03:32PM
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給食食材市に行列 富士宮、納入業者ら支援｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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