新型コロナウイルス感染拡大の影響で、休職や失業して困っている人たちを支援しようと、東葛地区などの子ども食堂約50団体で構成する「とうかつ草の根フードバンク」が、「コロナに負けるな 緊急アクション『お米と安心を届けよう！』」キャンペーンを始めた。子ども食堂を通じ米などの食材を無料配布する。
4月下旬、千葉県流山市鰭ケ崎の同フードバンクの倉庫に、米800キロがトラックで届いた。都内の給食関連会社から寄付された。子ども食堂を運営するボランティアたちが駆けつけ、5キロに分けた袋を次々に各自の車に積み込んで出発していった。「必要な家庭に配る」という。
梅澤一雄代表（58）によると、構成団体の子ども食堂の多くが3月、4月と食事提供の休止を余儀なくされている。一方で、日々の食事に困る家庭が増えている状況が、子ども食堂のボランティアを通じて聞こえてくるようになったという。
これを受けて同フードバンク事務局が「日々の暮らしで（困っていませんか）……」などと書かれたパンフレットを作成。子ども食堂を通じて、「お米や食料品を無料でお渡しします」「だれでも近くの子ども食堂で受け取れます」「まずはご相談ください」と呼びかけている。子ども食堂運営者には、「地域の食品を必要としている家庭にぜひ提供してほしい。食品はフードバンクが提供します」などとする文書を配った。
高橋亮事務局長（66）は「長丁場の闘いになると思う。本来の目的は子どもの給食支援だが、今は年齢を問わず多くの人たちにおなかが満たされる安心感を届けたい」と話す。米やレトルト食品、缶詰など食料品の寄付を募っている。問い合わせは、高橋さん（090・2733・0555）へ。（青柳正悟）
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May 02, 2020 at 07:00PM
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千葉）生活苦しい家庭に食材配る 東葛のフードバンク [新型コロナウイルス] - 朝日新聞社
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