飲食店でも、思いがけない日本食材利用例
飲食店でも、日本食とは縁遠い思いがけないところで日本食材を目にすることがある。英国に56店舗を構えるパブチェーンのALL BAR ONEでは、ビーガン向けの商品としてみそソースを使ったサラダやリゾットを提供している。
英国の健康志向のファストフードチェーンLEON(英国全体で61店舗)では、カレーやミートボールなどの商品に使われる米を、たまりじょうゆで味付けして提供している。
非日本食の高級レストランでも、日本食材を積極的に取り入れているところがある。
Four Seasons Hotel London内にあるミシュラン2つ星のフレンチレストラン「La Dame de Pic London」のメニューには、しそのクリームを使ったヨークシャールバーブ(ショクヨウダイオウと呼ばれる野菜で、独特の香りと酸味があるため、ジャムやケーキに加工されることが多い)のデザートや、山椒を使ったパスタ、昆布の佃煮を使った鹿肉料理などが並ぶ。
モダンヨーロッパ料理を提供している「Social eating house」では、フォアグラの前菜に塩昆布、かつおだしを使っているほか、日本のナスやダイコン、カブも料理に取り入れている。
また、ミシュラン1つ星を獲得しているイギリス料理レストランの「The Five Fields」では、みそを使ったチョコレートやさんしょうとホワイトチョコレートを使ったデザートなど、日本食材を使ったメニューを数多く提供している。
さらに、South place hotelに構えるイギリス料理レストラン「ANGLER」でも、日本のカブやキノコに加え、しそやワサビ、だしなどが料理に使われている。
そのほか、ロンドンに4店舗を持つベジタリアン・ビーガンレストラン「mildreds」は、バーガーに七味マヨネーズを使ったり、レモンみそのソースやふりかけを使った料理を提供したりしている。
サンドイッチ専門店の「Sons + Daughters」でも、みそを使ったサンドイッチや「みそミルク」というみそを使ったドリンクを提供している。チキンサンドイッチとタマゴサラダサンドイッチに、みそマヨネーズのかたちでみそが使われている。チキンサンドイッチには、英国で栽培されたワサビクレソンという変わったクレソンも使われている。
今後、非日本食での利用がさらに進む可能性も
英国では、日本食材がさまざまな料理の材料として取り入れられつつある。特に、健康志向やベジタリアン・ビーガン向けや、高級レストランや高級スーパーなどのハイグレード商品に使われる傾向がみられる。その背景には、英国人の間に「日本食材=ヘルシーで付加価値のあるもの」という認識が根付きつつあることがある。もっとも、スーパーマーケットや気軽に入れるチェーンの飲食店で「非日本食」に用いられる日本食材は、現在のところ、みそやたまりじょうゆなど一部に限られてはいる。しかし英国では、菜食主義者や健康志向の勢いが年々増している。そうしてみると、今後、日本食材が日本食を離れて利用される機会が一層増えていくかもしれない。
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May 24, 2020 at 10:15PM
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こんなところに!? 意外なところで使われている日本食材(英国) | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ(日本貿易振興機構)
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