当セミナーは、EU食材と日本食材が創り出す「パーフェクトマッチ・キャンペーン」の一環として、日本における食のプロフェッショナルにより、その完璧な調和を詳説する目的で開催され、食品業界より合計58名が参加しました。
セミナーは、日本食糧新聞 編集長の武藤麻美子氏による進行で行われ、オープニングでは、駐日欧州連合代表部 通商部 調査役の小林恵氏による挨拶の中で、EU食材が日本において身近に感じることができるよう協力いただいている食品業界関係者に感謝の意をあらわし、「私どもは、食品業界が日本とEUとの間で2019年に発効された経済連携協定[i]を機に、EUが持つ高品質で高い安全性とヨーロッパで長年引き継がれてきた本物の味を日本の食卓でもっと身近に楽しんでいただけることを期待しています」 と述べました。
講演2では、料理・食文化研究家兼女子栄養大学食生活指導士の庭乃桃氏による「EU食材と日本食材の “パーフェクトマッチ”の発見」で、日欧食材の組み合わせによる新提案として “PERFECT MATCH!”春夏レシピの紹介をはじめ、一般消費者への新たな提案である「欧州食材の魅力」が語られました。庭乃氏は、自身のライフワークと欧州の食文化への熱意を語り、本キャンペーンのために考案した季節のオリジナルレシピに関して説明する中で、「EU食材は、洋風のアレンジがされることも多いと思いますが、和食材と合わせても素朴で飽きのこないおいしさが楽しめます」と述べました。
パーフェクトマッチ・キャンペーンは、EUの食材を日本に紹介し、二つの市場が持つ共通の価値観や連帯感を奨励するために始まりました。EUと日本は、どちらも食品に関する品質、信頼性、安全性に誇りを持っており、どちらも食品生産において高い基準、健康への厳しい指標、安全性と栄養価のラベリング、そして国や地域の食材への情熱を持ち合わせています。EU産の食材というのは実に多彩です。フランスのチーズ、ドイツのビール、スペインの燻製肉、イタリアのパスタはもちろん、ルーマニアのソーセージ、ギリシャのラム肉、ポルトガルのカスタードタルト、そしてポーランドのウォッカなどもあります。個性豊かな土壌、天候、文化、そして何千年も続く伝統と技術から、多くの素晴らしい食材がEU発祥であることは驚くことではありません。その多彩で高品質な食材は、日本の食卓に彩りを添えます。EU食材を使ったオリジナルレシピをオンラインで公開中ですので、ぜひ東西の食の融合をお試しください。
パーフェクトマッチ・キャンペーンでは、今後も様々なイベントやセミナーの開催を予定しています。
EU食材や当キャンペーンの活動についての詳細は、www.foodmatcheu.jp をご覧ください。eニュースレターの配信お申込みは perfectmatch.jp@bcw-global.com まで。インスタグラム@foodmatcheuのフォローもお願いいたします。
欧州連合(EU)について
欧州連合(EU)は27か国からなる政治経済同盟であり、総人口は約4億4,500万人にもなります。製品やサービスの輸出元としては世界最大であり、100以上の国にとって最大の輸入元でもあります。EU内での自由貿易はEUの基本理念の一つであり、EU外でも世界の自由貿易を促進しています。しっかりとした基準を設けることで、EUは食と製品の安全性への共通の取り組みをすることができ、消費者は最高品質の製品を手にすることが出来るだけでなく、EU内では統一されたラベルシステムを採用していることから、消費者はしっかりと情報を得た上で賢い選択をすることが可能です。国際的な貿易と商業の中心として、EUは他の国々との間に流通網とコミュニケーションリンクを構築してきました。そのため、世界中の人々がEUの高品質な食材を手にすることが可能となっています。
[i] 2019年2月に発効された経済連携協定(EPA)により、多くのEU食材の関税が撤廃され、欧州・日本間の貿易がより活発になりました。EUによる過去最大の貿易協定であるEPAにより、日本の消費者はより容易に、そしてより手に入れやすい価格でEU産の食材を手にすることが可能になりました。発効から最初の10か月間で、EUから日本への輸出は前年同期比で6.6%増加しています。
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July 17, 2020 at 12:21AM
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