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Friday, July 24, 2020

「え、それもケーキなの!?」目を疑うような“ケーキ動画”が大注目な理由(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース

まるで本物みたいなケーキ動画に老若男女が釘付け

「ハイパーリアリスティック・ケーキ」こと、まるで本物みたいなケーキ。 ケーキはケーキでも、外見が我々の頭脳に刷り込まれたケーキの姿とは似ても似つかぬ代物、たとえば、クロックスのサンダルやトイレットペーパー、缶詰、石鹸、はたまた人体などに、ナイフを入れてみると「え、ケーキじゃん!」というビックリ動画がトレンドになっている。 米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、このハイパーリアリスティック・ケーキ動画がブームになったきっかけは、7月8日にウェブサイト「バズフィード・テイスティ」が投稿したツイートだという。同サイトは、トルコのベイカー「レッド・ローズ・ケーキズ・クリエイション」のインスタグラム投稿を集めて編集した動画に「これらはすべてケーキです」とのキャプションを付けて投稿した。 この動画は瞬く間に拡散され、人々にこのような疑問を残したと米メディア「インサイダー」は述べる。 「もしも、私たちも含め、地球上のあらゆるものがケーキだったとしたら…」 以来、同様のハイパーリアリスティック・ケーキの動画があちこちで作成・拡散されるように。ほどなくして各界で「ケーキ・ジョーク」なる、このミームをネタにしたジョークや、パロディ動画まで作られるようになり、あっという間に大衆化した。 ナスカーは、故障したレースカーのボディにチェンソーを入れる動画に、「これはレースカー。ケーキじゃない」とのキャプションを付けている。 他にもポケモンや米風刺ニュース番組『ザ・デイリー・ショー』のホストのトレバー・ノアらが、ケーキ・ジョークを取り入れたタイムリーな投稿をしている。

このブームのはしりは、日本のあの番組?

本物そっくりのケーキ自体は、決して新しいクリエイションというわけではなく、過去にも度々ハイパーリアリスティック・ケーキ職人が取り上げられ、注目を集めたことがあったという。しかし、今月から拡散されているケーキ動画が喚起した共感のレベルは「高値を更新した」と「インサイダー」は述べる。 共感を喚起した要因は何なのか。 「ニューヨーク・タイムズ」は、ハイパーリアリスティック・ケーキを含むフードミームが拡散されやすい理由について、インターネット・ミームに詳しい人物のこんなコメントを掲載している。 「老若男女を楽しませるに充分な汎用性があり、特定の政治的見解やメッセージを含まないから」 情報過多に加え、デマや憶測、陰謀論も少なくない昨今、流れて来る情報をそのまま事実として受け止めても良いものなのかと困惑している人も少なくないが、それはもしや「フェイクなのでは?」という疑いを、たまに「ケーキなのでは?」に置き換えて、意図的に緊張をほぐしている人もいるのかもしれない。 また、インターネット・ミームを記録するウェブサイト「ノウ・ユア・ミーム」の編集長ドン・コールドウェルは、こうも述べている。 「ケーキ・ジョークは馬鹿馬鹿しい。けれど『なんだこれ?』という混乱が、ジョークをさらに面白くしている」 「ミームをみた人は、そのジョークがどこからやってきたのか知りたくなるもので、ジョーク投稿をみてから元ネタの動画にアクセスする人も多い」 ハイパーリアリスティック・ケーキの動画は、時に「ショックや驚き、むかつき、恐怖心などを引き起こすが、動画のテーマ自体が無害であるため、どんなに強い反応を引き起こしたとしても、最後はユーモアに着地する」と同サイトは述べる。 「ニューヨーク・タイムズ」は、このトレンドのはしりのひとつとして、2016年に放送された日本のバラエティ番組『ウルトラマンDASH! そっくりスイーツを探せ!』をあげている。どの一般家庭にあるであろうドアノブやカレンダーといったものに噛り付き、それがスイーツかどうかを探る同番組。「Candy Or Not Candy(キャンディか、キャンディじゃないか)」との英題が付けられており、動画の再生回数は2500万回を超えている。 パンデミックにより、世界中の多くの人々が家で過ごす時間を増やしているなか、トイレットペーパーや石鹸、サンダルといった日常のアイテムが「実はケーキだった」という“超現実”な動画は「驚きはもちろん、どういうわけか満足感もある」と、同紙は述べている。 このハイパーリアリスティック・ケーキ動画は、見た目と中身が違うという「ドッキリ動画」の一種であると同時に、石けんを切る(だけの)「ソープ・カット」動画のような視聴者に安心感や充足感を与える「ASMR動画」だとも言える。 ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response:自律感覚絶頂反応)は視覚や聴覚への刺激によって「気持ちいい」と感じる反応や感覚のことで、その動画は再生回数を大きく伸ばしているジャンルとして注目を集めている。 プラスチックや合成樹脂など、ケーキナイフではそう簡単に切れなさそうな素材も、実はケーキなので、かざしたナイフがスッと入っていく。それも視聴者に不思議な心地よさを与え、釘づけにする要因のひとつなのかもしれない。

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July 23, 2020 at 07:08PM
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