独自CPU「M1」で処理性能&バッテリー駆動時間が大幅向上 新Mac特集 第9回
2020年11月12日 08時00分更新
私は仕事のメインマシンとして長いことMacBook Airを使っています。今年は在宅ワークの時間が増えて、屋外にMacを持ち出すことが減りました。にもかかわらず自宅で愛機を酷使しているせいか、このところ少し動作が不安定になりはじめています。Apple Silicon搭載のMacが発表される日を指折り数えながら買い換えの機会をうかがっていました。
新製品の中では、13インチのMacBook Proに注目しています。Apple M1の様々な恩恵をまともに受けられそうです。最大17時間もワイヤレスインターネットブラウジングが利用できるというバッテリー駆動時間は魅力的で、頼もしい限りです。最近は少しずつ外に出て取材をする機会が増えてきましたが、同日に続けてオンライン形式で開催される発表会にぶつかることも多く、静かな場所だけれど電源が取れないカフェに飛び込んでこれを視聴することがよくあります。バッテリー持ちのよいMacBookほど、かけがえのないバディは他にありません。
MacBook Proには、スタジオグレードの録音品質を実現する高性能マイクアレイがビルトインされます。同じスタジオグレードをうたう高音質マイクはiPad Proにも搭載されていて、私はよくオンライン会議でこれを活用しています。通話相手にも「声が聞こえやすい」と評判が良いので、MacBook Proのマイクと音質をぜひ聴き比べてみたいと思います。
M1に搭載されている画像処理プロセッサとNeural Engineが連携して、720p FaceTime HDカメラによるビデオ通話の画質が向上するようです。主にノイズリダクションやホワイトバランス調整などが自動で働くことによって、動画画質のベースアップが見込めるようです。iOS/iPadOSのアプリがmacOSとの境界を越えて使えるようになると、美顔加工系のフィルターをかけてみたり、MacBookのカメラで遊べることも増えるのでしょうか。アプリも併用しながら、品質の高いマイクやカメラを使い倒してみたいと考えています。
ひとつ期待していたことが、来年以降のMacに持ち越されました。ディスプレイのHDR対応です。秋に発売されたiPhone 12シリーズから、本体のカメラによるDolby Vision方式のHDRビデオ撮影に対応したので、 AirDropを使ってMacBookでファイルを受けて、HDRビデオ編集ができたらクリエーションの幅も広がりそうです。Apple TV+の映像配信サービスにもハマれる作品が増えてきたので、これをぜひiPhoneよりも大きなMacBook Proのディスプレイに映してHDR画質で見てみたいものです。とりあえず今年はM1搭載のMacBook Airに買い換えて、来年以降Proに乗り換える手も含めて作戦を練っています。
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