(嘉義中央社)蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)は14日、小中学校の学校給食に、国産食材を全面的に取り入れる方針を発表した。来年中の目標達成を目指すとしている。
蘇氏はこの日、南部・嘉義県で、農業委員会から学校給食における国産食材の使用状況に関する報告を聴取した後、給食に関心を寄せる民間団体や栄養士公会(同業組合)、PTA全国協議会、関連業者らとともに実現への決意を示した。
農業委員会の陳吉仲(ちんきちちゅう)主任委員(閣僚)によれば、同委と教育部(教育省)は2017年から、「オーガニック(有機)」などの認証を受け、生産履歴が追跡できる国産食材の使用を奨励する取り組みを全国の小中学校で実施。児童生徒1人当たり3.5台湾元(約13円)の奨励金を業者に支給するなどしてきた結果、今年の国産食材の使用割合は61%に達したという。
蘇氏は、来年から奨励金を同6元(約22円)に引き上げると約束し、児童生徒の食の安全を守る姿勢を強調した。
(蔡智明/編集:塚越西穂)
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November 14, 2020 at 03:16AM
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