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Saturday, January 16, 2021

お皿でも照明でもありません、スピーカーです。『BLUE FOREST Speaker』レビュー - Engadget日本版

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Glas+がGREEN FUNDINGにて津軽びいどろと青森ひばを組み合わせた、デザインBluetoothスピーカー『BLUE FOREST Speaker』のプロジェクトを実施中です。価格は1台6万5780円(本来の定価)ですが、45%OFFの3万6170円など割引価格で購入できます。

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はい、今回試用していくのはBluetoothスピーカーなわけですが、ちょっと一風変わった製品。スピーカーの上に何やらお洒落なガラスのようなものが......?

この製品はスピーカーの上に青森の伝統工芸「津軽びいどろ」というガラスが乗っています。更にスピーカー部分に使われている木材は同じく青森県産の木材「青森ひば材」が使われているんですよ。伝統工芸とスピーカーが一体となった製品、見た目もいいけどその音質が気になるところです。

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▲左からTOWADA Orange・TSUGARU White・OIRASE Greenの津軽びいどろ。どれも繊細な色合いです。スピーカーは付属のアダプターより電源供給します。
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びいどろは思ったより大きめ。家庭で出てくる大皿くらいの大きさで、0.8kgとちょっと重め。自分の指が透けるくらいには透明感があり、薄めにも見えますが持ってみると結構しっかりしています。ガラスなので取り扱いには注意ですよ。

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そしてスピーカーユニット。スピーカーの外装が「青森ひば材」で出来ています。うっすら木目が見えているのが上品かつ味わい深い感じですね。重さは0.35kg。びいどろと併せて約1kgくらいになります。合わせてみると意外と軽いですね。

金色の出っ張りが電源&音量調節ボタン。つまみを右に回し、カチッといえば電源オンです。こういった構造のあるあるかもしれませんが、アダプターを抜くときは必ず電源をオフにしてから抜きましょうね。ボッッッという音と共にスピーカーが痛む可能性があります。想像しただけでも恐ろしい.....。(筆者は過去に経験あり。トラウマになっています。)

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スピーカーユニットの底面にBluetooth接続ボタンがあります。ここを長押しでペアリングという感じなのですが、いかんせんこの位置にあるというのはとても使いづらい.....。と思っていましたがメーカーさんによるとここは改良中なのだとか。電源を入れると同時にペアリング開始といった仕様にしてもらえると嬉しいですね。ここは改良に期待しましょう。

機能面は以上、次は電源を入れてみましょうか。スピーカーの上にびいどろを乗せて電源を入れて.....

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ほい、まずは明るい室内で撮影してみましたがこの時点でかなり良い雰囲気を醸し出していますよね。びいどろの不規則な波打ち模様にライトが反射して、びいどろを一層綺麗に見せています。スピーカーが丸いライトというのがまた綺麗に見せている秘密なのかもしれませんね。

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今度は室内を暗くしてみました。今度はホワイトのびいどろで挑戦。どうです、こちらもかなり綺麗でしょう?持っていたら思わず自慢したくなりますね。ホワイトは雲の中にいるような模様が幻想的です。

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ちょっと遠巻きに撮影してみました。『BLUE FOREST Speaker』は音量の大きさによって明るさが変わります。写真は最大の明るさで撮影しています。

ホワイトのびいどろ、というのもあるんでしょうか、しっかりと明るいですね。間接照明と言ってもいいくらいの明るさがありました。筆者のむさ苦しい部屋(6~7畳)がムーディな空間に......。

はい、そして気になるのは音質面。そう、こちらの製品はスピーカーですからね。

音質面はレンジが狭く、クリアとも言い難い、ちょっと古臭い印象を受ける音質でした。若干籠もり気味で、低音の角が取れている印象も受けましたね。クラシックや現代のJ-POPはちょっと苦手な音質だと思います。高解像度で聴くと良い、みたいな音楽は苦手かもしれませんね。

その反面、ローファイな音楽、特にインストとの相性は抜群です。今回の動画で流しているのもローファイな音質が特徴のサンプリングミュージック。音に併せて揺れる光も美しく、程よく角が取れて強すぎない低音はずっと聴いていたくなる心地よさです。ラジカセ・コンポで聴いている感じとはまた別で、音が全体的にスッキリしているので音像は感じやすいですね。

様々なジャンルの音楽に適応するにはもっと音質の解像度向上などが求められるかもしれませんが、個人的にはこのちょっとローファイよりな音質があっても面白いかなと感じました。是非今後の改良に期待したいところですね。

あとは、音に合わせた光の揺らめきにもっと強弱があると良いかなという感じでした。激しい音楽には似つかわしくないものですが、ゆったりした曲のなかでももう少しメリハリをつけて光が揺らいでくれるとなお良いなと思いました。

以上、見た目はもちろんインテリア・照明としてはすでに申し分なく、音質面に伸びしろを感じる製品でした。これからも改良を続けていくでしょうし、どういった進化を遂げていくのか楽しみです。

この『BLUE FOREST Speaker』は現在一般販売はされておらず、GREEN FUNDINGにてクラウドファンディング実施中です。価格は1台6万5780円(本来の定価)ですが、45%OFFの3万6170円など割引価格で購入できます。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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