アップルは21日、第2世代となる新製品「Apple TV 4K」とiPhoneを組み合わせて、テレビの表示画質を最適化する新機能を発表したが、この機能が来週公開されるtvOS 14.5を搭載した第1世代のApple TV 4Kと、4KではないApple TV HDでも利用できる事がわかった。
テレビ側の画質設定などを操作せずに、クリエイターの意図したカラーバランスで映画などを表示するという技術。tvOS 14.5を搭載したApple TV 4K、Apple TV HDでこの機能を利用すると、テレビ画面にユーザーのiPhoneの前面カメラを向けるように指示が表示される。この際に利用できるのは、Face IDを搭載し、iOS 14.5以降を搭載したiPhone。iOS 14.5も来週提供予定。
iPhoneの前面を指示通りに画面に向けたままの状態で維持すると、iPhoneの光センサーを利用し、カラーバランスを世界中の撮影監督が採用している業界標準の仕様と比較。このデータを利用して、Apple TVが出力映像を自動的に調整。「より正確な色調と改善されたコントラストを実現する」という。Apple TVの出力を最適化するため、ユーザーがテレビの画質設定を調整する必要はない。
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