飯田下伊那地域でスーパーを展開するキラヤ（飯田市）は、地元のレストランが監修する食材セットを発売した。１２日は、シリーズの第１弾として「西洋割烹(かっぽう)吉祥寺」（同）監修のパエリアとポトフをキラヤ本部で発表。プロの味を自宅で気軽に楽しんでもらい、新型コロナウイルス下で経営が厳しい飲食店を支援する狙い。
パエリアのセットは、サクラダイやアサリなどとコメを一緒に炊く。ポトフのセットは、南信州牛やブロッコリー、ニンジンなどをコンソメ味のスープで煮込む。パエリアは炊飯までの下準備に５分ほど必要で、ポトフの調理時間は１０分ほど。キラヤの尾曽貴志商品部長は「簡単に短時間で調理できる」とＰＲした。
飯田商工会議所（同）が同店とキラヤを結び付けた。同店シェフの村松慶一さんは「十分に自分の味を感じてもらえる商品に仕上がった」と話した。パエリアは週５日、ポトフは週末のみ、いずれも数量限定で販売する。ともに１個１４９０円（税込み）。
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