【秋特集】 芸術の秋 / 食欲の秋 / 読書の秋
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ビーチ・フロント、音楽、こだわりの食材が織りなす新しいカルチャー
Deck 23 Dee Why
波風に耳を澄ませDee Whyビーチを歩いていると、どこからか気分の上がる音楽が聞こえてくる。今回紹介する、フロンテージが開放的な雰囲気の「Deck 23」だ。
看板を始め至るところにポップなイラストが施されていて、中でも壁一面に描かれたイラストが目を引く。これらはシドニーで活躍する日本人アーティストKentaro Yoshidaさんの作品郡である。
メニューの特徴はジャパニーズ・オーストラリアン・フュージョン。その工夫は随所に表れている。使用食材、調達場所の決定まで、全てのメニュー開発の舵を取るのはヘッド・シェフのジローさん。彼はオーナーのケンジさんと共に豪州でワーキングホリデーを経験した後、日本の江戸前寿司店で修行した経歴の持ち主。QLD州の高級寿司店での経験もあり、その広いコネクションから旬のシソをバイロン・ベイから取り寄せたこともある。そのこだわりの強さから卸売業者を唸らせるという。調理過程にもそのこだわりは強く表れており、だしやソースに至るまで全てを1から作るそうだ。
「オーストラリアで知られている日本食と日本の江戸前のレベルにまだ差があるからこそ、素材や味にこだわり、日本に行かなくても日本の味を楽しんでほしい」とジローさんは話す。
江戸前の考え方ではできるだけシンプルさを追求するが、そこはオーストラリア・スタイルにアレンジし、華やかに盛り付ける。味は本場、盛り付けはオージー目線を大切にしたメニューの数々が、着実にローカルの常連客を増やしている。日本人客にとっては日本を思い起こさせるメニューとの出合い、オージー客にとっては日本食の概念を覆す経験を与えているのだ。
お薦めは魚メニューを中心とした「おまかせ」。提供される魚は日本人が営む魚屋から取り寄せる。決まった物はなく、その日に良い物が上がったと連絡を受けてからジローさん自ら品定めに向かうという。旬の物を最高の状態で提供する、一切手を抜かない芯の強さがうかがえる。
アラカルト・メニューでは、ポーク・カツのミルフィーユが人気だ。多くの客が「デザート?」とメニューを見た瞬間から興味をそそられるようだ。その他、スパイス調合にこだわったキング・フィッシュ・カルパッチョ、ダック・クレープ、クラックリング・カクテルも人気だ。ダック・クレープは北京ダックのようなイメージだが、オリジナル・ソースを使い、客が自ら巻いて食べるというエンターテインメント性も魅力だ。クラックリング・カクテルでは刻みワサビと旬の魚を使用している。刻みワサビのほのかな甘みを感じられる絶品だ。
広々としたバー・スペースで提供されるカクテルの数々も見逃せない。柚子やシソを使用するなど日本を感じられるものも多い。中でもお薦めは「シソリータ」。日本スタイルのマルゲリータで、塩の代わりにゆかりを使用しているオリジナル・カクテルだ。木曜日と金曜日はハッピーアワーでカクテルも手頃な価格で提供しているのでいろいろ試してみたい人はその時間が狙い目だ。Deck 23ではカクテルを楽しむだけの利用も可能なため、気軽に立ち寄れるのがうれしい。
オーストラリアのゆったりとした時間の過ごし方に合わせ、昼も夜もいつでも来店できるよう、ランチの時間にちょっとお腹を満たすのに最適な弁当のテイクアウトからバー・メニュー、ダイニング・メニューまで取り揃えている。特にお薦めのタイミングはビーチ・フロントのロケーションを一緒に楽しめる天気の良い日のサンセット前だ。
今後はロケーションとベニューの広さを生かし、さまざまな人にファンクション利用もして欲しいという。近隣サバーブでは場所を借りるだけで多額のチャージが掛かるが、Deck 23は完全フリーの予定。200人のキャパも実現可能で、用途に応じて特別メニューも提供可能だという。会社の決起会や女子会、誕生日会などにぜひ活用して欲しい。
DATA
住所:Shop 2, 23 The Strand Dee Why
営業時間:12PM〜9PM(月曜定休、金・土は10PMまで)
Tel: 02-7228-9033
Web: www.deckdw.com
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