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Sunday, July 25, 2021

<街エール#コロナ> 刺し身が花咲く、すしケーキ - 中日新聞

花が咲いたような大小のすしケーキと沢村強治さん=瀬戸市幡野町の美乃寿しで

花が咲いたような大小のすしケーキと沢村強治さん=瀬戸市幡野町の美乃寿しで

 刺し身でできたバラやアジサイを彩りよく飾った「すしケーキ」。瀬戸市幡野町の「美乃寿し」が、コロナ禍でお客さんの要望に応えて生みだした商品だ。会員制交流サイト(SNS)でも話題となるほどの“花形”に育った。 (長坂幸枝)

 きっかけは今年一月、知り合いから「誕生日ケーキの代わりに、すしでケーキはできますか」と注文を受けたこと。二代目の沢村強治さん(51)はこれまで手掛けたことがなく、すぐに「はい」とは言えなかった。

 店は五十四年前、父強平さん(76)が岐阜県美濃市から来て創業し、地域に溶け込む努力を続けてきた。すしケーキの依頼が来たのは、コロナ禍で売り上げが落ちていた時。お客さんが応援の気持ちで頼んでくれたと察して「できの悪いケーキでがっかりさせたら」と怖かったのだ。

 製菓用のケーキ型を買ってきて、デコレーションの仕方を研究。イカやサーモンをどのような厚さで切れば美しい花びらになるか、試行錯誤を重ねた。

 完成したすしケーキを手渡すと、「すごい喜んでもらえた。やりがいになった」。その後レパートリーを増やし、これまでに二十個ほどを販売。写真共有サイト「インスタグラム」に載せるとフォロワーが増...

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