名古屋出入国在留管理局（名古屋市港区）は２６日、収容中の男性に対し、宗教上禁忌とされている食材を提供する配膳ミスがあったと発表した。個人の特定につながるとして、男性の国籍、信仰する宗教や食材を明らかにしていない。
発表によると、今月１５日の昼食時、委託業者が調理した給食を担当者が配膳する際、誤って禁忌食材入りの粉末スープが入った袋と容器を渡した。すぐ配膳ミスに気付いた担当者は、理由を説明せずに粉末の入った容器のみを回収。男性は袋に残った粉末をご飯にかけて口にした。男性は他の被収容者の話からミスに気付き、２２日に同局に申し出て判明した。
同局は「今後より一層、被収容者ごとの状況に応じた適切な処遇に努める」としている。
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