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Wednesday, August 18, 2021

ボストン・ダイナミクスのアトラス君、『SASUKE』に出られそうな運動神経を獲得 - ギズモード・ジャパン

最後は肩をトントンしたり、バンザイしたりとお茶目。

これまで華麗なバク宙をキメたり、忍者のように障害物を乗り越えたりと、運動神経がメキメキと向上してきたBoston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)のヒューマノイド「ATLAS(アトラス)」君。この度新たな行動制御を得て、その能力を存分に発揮できる箱庭型のパルクールを披露しました。

Video: Boston Dynamics/YouTube

テレビ番組『SASUKE』でもいい線行きそうなくらい身軽ですね。

アトラス君は2体で複雑なパルクールを行いましたが、動きは人間のように滑らか。柔らかい間接の使い方には、ロボットっぽさが感じられないほどでした。

開発チームはアトラスの限界点を押し上げることで、次世代型の機動力や感知能力、運動における叡智を見出そうとしているのだそうです。アトラスはズッシリと重い胴体に対して腕も脚も細く、また背骨も肩甲骨もないため、横長の角材に手をついて飛び越えるのも新たな挑戦だった、とブログに記されています。

メイキング映像で苦労がわかる

Video: Boston Dynamics/YouTube

アトラスたちは失敗や故障も多かったようで、人間と同じようにバランスを崩したり、あたかも靭帯が切れるかのように圧力が吹き出し、膝から崩れ落ちる様子も見られます。ですが、土下座のような体勢から起き上がる場面には、ロボットとはいえ不屈の闘志を感じますね。

成功した映像の裏では、裏方の人間にもいろいろと苦労があったようですが、コースに設置された障害物を連続して乗り越えさせるのが大変だったようです。でも、そこはソフトウェアに関わるチームと、ハードウェアを担当するエンジニアたちが一丸となって取り組み、何カ月もかけてこのパフォーマンスを成功させたのでした。

前回見せた華麗なダンスも良かったですが、このアクロバティックな動きは釘付けになってしまいますね。次はどんな動きで驚かせてくれるのか、今から楽しみです。

Source: YouTube (1, 2), Boston Dynamics via IEEE SPECTRUM, INTERESTING ENGINEERING

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