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Saturday, December 18, 2021

千葉のライオンズクラブが子どもたちにクリスマスケーキ - 朝日新聞デジタル

青柳正悟

 千葉県を拠点とする「ライオンズクラブ国際協会333―C地区」が17~19日、県内150カ所以上の子ども食堂を通じて、子どもたちに1万3600個のクリスマスケーキをプレゼントしている。事業名は「ライオンズのサンタさん」。コロナ禍が家計を圧迫する中、「一時でも子どもたちの笑顔あふれる光景を」と初めて行った。

 松戸市小金原の「こがねはら子ども食堂」では、サンタの帽子をかぶった「松戸中央ライオンズクラブ」のメンバーと食堂のスタッフらが、イチゴのショートケーキが2個入ったプラスチック容器約80個と、地元の経営者で組織する「松戸法人会八ケ崎小金原支部」提供のチョコレートを用意。午前11時、サンタ姿の同クラブ公式ゆるキャラ「松戸さん」が、子どもたちに手渡した。

 小学5年女児の臼井泉紀(ともき)さん(10)は母妙子さん(44)と参加した。「ケーキをもらえてうれしい。チョコも好き」と笑顔。同食堂はコロナ禍でも毎週土曜に食事の提供を続けている。副代表の有馬房江さん(68)は「今日はいつもより子どもが多いので、倍以上の食事が必要かな」と忙しそうに話した。

 「333―C地区」の藤原宏高地区ガバナー(67)によると、ケーキの配布は県子ども食堂連絡会の協力を得て実現した。用意したショートケーキは「山崎製パン」が原価で提供。一部のケーキは県内2工場から2トントラックを用意して運んだという。

 藤原さんは自らもNPO法人「フードバンクふなばし」の設立にかかわり、子ども食堂の支援を続けている。本来、各ライオンズクラブは独立した組織だが、県内114のクラブ組織の半数以上が賛同した。藤原さんは「それぞれのクラブが各子ども食堂と相談して取り組んでくれた」と各クラブの協力に感謝した。

 藤原さんたちは今月、「県ライオンズクラブ子ども食堂支援基金」を立ち上げ、子ども食堂とフードバンクへの寄付金を募る活動も始めた。ホームページは「https://kodomo別ウインドウで開きます―shokudo.lionsclub333c.org」で検索。(青柳正悟)

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