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Thursday, January 13, 2022

三越伊勢丹がオンライン販売 松江・上田さん考案のチョコケーキ アレルギーに対応 - 山陰中央新報

三越伊勢丹オンラインで販売されるきり箱入りの商品(提供)

三越伊勢丹オンラインで販売されるきり箱入りの商品(提供)

アレルギー対応のチョコレートケーキを手にする上田まり子さん=松江市津田町

アレルギー対応のチョコレートケーキを手にする上田まり子さん=松江市津田町

三越伊勢丹オンラインで販売されるきり箱入りの商品(提供) アレルギー対応のチョコレートケーキを手にする上田まり子さん=松江市津田町

 松江市在住の料理研究家、上田まり子さん(39)が考案、製造するアレルギー対応のチョコレートケーキが、三越伊勢丹オンラインストアに採用された。2月ごろ販売開始の予定。卵や小麦粉などアレルギー原材料を全く使わない画期的なスイーツで、おいしさと「自由に食を選択できる社会」を目指す製品理念が、一流品を探し求める大手百貨店バイヤーに認められた。 (部田寛孝)

 ケーキは卵白の代わりにひよこ豆の煮汁を使用。米粉などで作ったスポンジ、乳化剤なしのチョコレートなど、アイデアと製造工程の工夫で食物アレルギーに対応した。ビーガン(完全菜食主義者)にも配慮している。

 上田さんは「Food Marico(フードマリコ)」(松江市津田町)の屋号で、アレルギーや宗教、思想上の禁忌などに配慮した食のプロデュースを手掛ける。彩雲堂(同市天神町)と共同開発したアレルギー対応の和菓子が三越伊勢丹グループのバイヤーの目に留まり、チョコレートケーキの採用につながった。個人事業主との契約は珍しいという。

 商品は3センチ角のキューブ型ケーキ4個がきり箱に入り、価格は5400円。冷凍で販売する。チョコレートの熟成に時間をかけるため、受注から発送まで約2週間かかる。

 アレルギー対応食品の中でも、国が指定する原材料28品目の完全不使用は希少。上田さんは「アレルギー対応食を含め、食の多様性への理解が広がるきっかけになればうれしい」と話す。

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