秩父地域の特産物を使ったチーズケーキのレシピを考案した米山さん（前列左）と生産農家の皆さん＝秩父市の秩父地場産センターで
女子栄養大学（坂戸市）栄養学部四年の米山侑里（ゆうり）さん（２２）がレシピを考案し、秩父地域一市四町の特産物を使ったチーズケーキが完成した。秩父地場産センター（秩父市）で十一日、生産者らも出席して披露会が開かれ、米山さんは「すてきな経験ができた。地域振興の一助になれば」と話した。
ケーキは各市町の生産農家が提供したブルーベリー（秩父市）や紅茶（横瀬町）、みそ（皆野町）、黄金かぼす（小鹿野町）、イチゴ（長瀞町）を使った五種類のスティック形で、各一個三百三十円（税込み）。秩父やまなみチーズ工房（秩父市）のリコッタチーズを使ったカップ入りもある。
秩父地域おもてなし観光公社が同大に共同開発を持ち掛け、米山さんが卒業研究として昨年四月からレシピづくりに取り組んだ。同公社が生産者との間をつなぎ、六度の試作を経て完成にこぎつけた。
今後、同センターや秩父地域の飲食店などで販売するほか、レシピも地元の事業者向けに無料公開する予定。（久間木聡）
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