野田鎌田学園高等専修学校調理高等科(千葉県野田市)の生徒三人がコーヒーチェーン大手のタリーズコーヒージャパン(東京都新宿区)と共同開発した新作ケーキの販売が九日、全国のタリーズ店舗で始まった。三人のチームは昨年、高校生らがお菓子作りの技術とアイデアを競う「第十四回スイーツ甲子園」で初優勝し、スイーツの共同開発権「タリーズ賞」を受賞した。「たくさんの人においしく楽しく食べてほしい」と呼びかける。
発売されたケーキは「カカオ&カシス」と「アップルチーズカラメル」の二種類。考案したのは、いずれも三年の佐藤光さん、豊田結莉さん、長谷川綾姫さんで、昨年十二月に「あたたかいドリンクと一緒に楽しめる秋冬向けのケーキ」とのテーマで各自が食べたいと思うケーキを提案。これを基に、タリーズが試作品を作り出した。試食と改良の話し合いを重ね、今年七月に完成した。
カカオ&カシスはコーヒーとの相性を考え、アップルチーズカラメルは秋を意識したという。佐藤さんは、個人店でなく大量生産が求められる工場生産の条件下で開発を進めることが勉強になったようで「味や見た目のこだわりを維持しながら、自分たちのケーキを仕上げていくのが楽しかった」と振り返った。
長谷川さんは「貴重な経験だった。将来この経験を生かしたい」、豊田さんも「私もお店に買いに行きます」と語った。十月中旬まで販売。数量限定。単品五百円(税込み)。(蓮村瑞希)
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