時短はAIで。
AIチャットボットBardを筆頭に、ますますAIの強化を進めるGoogle。
アメリカ現地時間6月14日付のGoogleブログで、Gメールで使える新たなAI機能6つが解説されていました。どんなものがあるんでしょう?
Help Me Write:メール書くの手伝って!
これは「メール書くの手伝って?」というより、「ちょっとメール書いといて?」に近い機能かもしれません。
シンプルなプロンプト(命令文)を入力すると、AIがメール全文の下書きをしてくれるんです。
ペンにキラキラがついたアイコンクリックで、プロンプト入力ウィンドウが表示されます。ここに「友達におすすめの本をききたい」とか「フライトキャンセルの返金を頼みたい」とか、メールを出したい理由をいれると、下書きが生成されます。
下書きに対して、もっとカッチリした「フォーマル(Formalize)」、もっと詳しく書く「Elaborate」、もっと短くまとめる「Shorter」で編集リクエストも可能。オプションには、Google検索でお馴染みの「I’m feeling lucky」という何がでるかわからないモードがあるのがユニークですね。
Help Me Writeは、Google Workspace Lab(Googleが開発中のAI機能を学び、先行的にお試しできるプログラム)に登録すると体験できます。
Smart Compose:こっちが本当の手伝って機能だった
自分が書いている文章の先を読んで提案してくれる、Smar Composeこそメールを書くのを本当に手伝ってくれる機能です。(仕組みではなくユーザーの使い勝手的には)検索するときの予測入力に似ているので、馴染みがありますね。
英語、スペイン語、フランス語、イタリア語に対応しており、Googleいわく、第一言語ではない言葉でメールを書くときに重宝するとのこと。
Smart Reply:返信しといて
わずか2クリック(2タップ)で返信ができる機能です。受け取ったメールに対して、超短文の返信オプションが3つ表示されるので、そこから選ぶだけ。
画像にはないですが、この返信オプションが「はい」「いいえ」「たぶん」なんて味気ないものではなく、高度なマシンラーニング技術によって、「楽しそう! ぜったい行くね!」とか「ごめん、明日は無理です」なんて具合に、より人情味あふれるチョイスができるようになっているのがミソです。
受信箱のタブを強化
Gメールの受信箱にはタブ設定がありますが、これをマシンラーニングでより的確に自動振り分けしようというのが今回のアプデ。「Primary(最優先)」「Promotions(プロモーション)」「Social(ソーシャル)」「Updates(アプデ)」「Forums(フォーラム)」という5つのタブが、メール上部に配置されており、送信者のデータなどをもとに、それぞれのタブにメールが自動で振り分けられます。
プライバシーに配慮して、AIが個人の情報を学習してしまうことはなく、匿名の集約データからメールの振り分け方を学ぶとのことです。
Summary Cards:必要な情報だけちょうだい!
ユーザーが「今欲しい」だろう情報を1番目立つところに表示してくれるのがこの機能です。
旅行や飛行機の予約メールなら、フライト日時、便番号、予約番号を。ネットショッピングのメールなら、購入したアイテムと金額、あとはお届け日時などをカード表示してくれます。
「この度はお買い上げいただき…」とか「手荷物検査場では…」という内容が含まれないぶん、欲しい情報にすぐアクセスできます。もちろん、カード下にはメールがあるので全文読むこともできますよ。
Nudging:忘れてない?
送信メール・受信メールの両方に対応した、初のGmail AI機能だというNuddingは、ウッカリ防止系です。
受信したメールの中で、返信した方がいいのに数日返信してないものを、受信箱の1番上に持ってきてくれます。返信した方がいいのになぁの線引きは、ユーザーの過去の動き(いつも返信しているなど)から判断するそうです。
送信メールでは、このメールまだ返信きてないなぁというメールを判断し、受信箱に「フォローアップしたら?」という通知を表示してくれます。
Source: Google
からの記事と詳細 ( Gmailにやってくる、6つのAIお助け機能 - GIZMODO JAPAN )
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科学&テクノロジー
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