ついにLogicにもAIが。
Apple(アップル)は、5月7日のイベントで新製品を発表。大きな注目を集めたのは新型iPad Air/Proでしたが、その影でひっそりとLogic Proのアップグレードも発表されました。
Mac用のDAWとして、プロのミュージシャンにも愛用者が多いLogic Proですが、前バージョンのLogic Pro Xのリリースは2013年7月16日。実に11年を経てのメジャーアップグレードということで、iPadに負けず劣らずの大事件なのです。
バッキング生成にベースとキーボードが追加
今回のアップグレードの目玉は、AIを活用したスタジオアシスタント機能。
Logic Xでは世界初の音楽生成機能「Drummer」を搭載していましたが、これをさらに発展させて「Bass Player」と「Keyboard Player」を追加。AIを活用したパーソナルなバックバンド「Session Players」として活用できます。
演奏スタイルの違いなどから複数のプレーヤーから好みをチョイスすることができ、楽曲のコードに合わせて複雑なフレーズも生み出してくれます。一流ベーシスト&ピアニストを従えている気分で曲作りできるなんて気持ちよさげだし、自分が思いつかないラインを奏でてくれたら、作曲やアレンジの幅も大きく広がりそうですね。
さらにミックスされたオーディオ録音を、ドラム、ベース、ボーカル、その他の4パートに分割できる「Stem Splitter」も搭載。かなりきれいに分割してくれるようで、これはリミックスワークなどに役立つでしょう。
世界的な有名スタジオで使われているハードウェアのブレンドによって生成されたサウンドをモデリングした「ChromaGlow」では、サウンドにリアルな温かみや存在感、活気を加えることができます。ヴィンテージ風のハイエンドなエフェクトをお手軽に使えるって感じですね。
いずれの機能もかなり強力で、Macを使った音楽制作が、AIで確実に次のステップに進化してきた感があります。
今回発表されたのはMac向けのLogic Pro 11、iPad向けのLogic Pro 2。
Logic Pro 11はApp Storeからダウンロード可能で、価格は3万円。既存ユーザーは無償でアップデートできます(太っ腹!)。
Logic Pro 2は月700円または年7,000円のサブスクリプション(1カ月間の無料トライアルあり)。こちらも既存ユーザーは無償アップデート。
いずれも5月13日からダウンロード可能です。
Source: Apple
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