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Monday, March 2, 2020

老舗ホテルのパンケーキが1皿3,000円!?官僚をも虜にするその美味しさとこだわりに迫る - メシ通

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素材にこだわった贅沢なパンケーキが食べられる

日本を代表する老舗ホテル「ホテルニューオータニ(東京)」内にあるコーヒーショップ「SATSUKI」では、2020年5月月上旬まで(予定)、“博多あまおう®”を使用した「新あまおうパンケーキ」を販売中。イタリア産のリコッタチーズをはじめ、こだわりの素材で作るパンケーキは、美味しさだけではなく見た目も美しいと評判です。しかも、1皿約3,000円という価格が話題になっています。非日常感たっぷりのパンケーキはどうやって生まれたのか。素材にとことんこだわるという、パンケーキに込められた想いを聞いてきました。

贅を極めた最高峰のパンケーキを食べに「ホテルニューオータニ(東京)」へ

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赤坂見附駅や永田町駅から徒歩約3分。「ホテルニューオータニ(東京)」のロビィ階にあるのが、コーヒーショップ「SATSUKI」です。

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コーヒーショップ「SATSUKI」で、以前から好評の「パンケーキ」。2019年12月からは、“博多あまおう®”を使用した「新あまおうパンケーキ」(3,388円)が登場しています。「カスカラパウダー」というコーヒーの粉を使ったもっちり食感の生地、あわ・きび・アマランサスをブレンドしたオリジナルの「ホワイトシリアル」で作った、香ばしい生地の2種類を使用。リコッタチーズを加えて焼き上げています。

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生クリームの脂肪分は48%とかなり濃厚で、和三盆糖やアーモンドミルクを加えたリッチな味わい。羊羹ジュレや船橋屋の「くず餅乳酸菌」を使ったゼリーなど、さまざまな和素材を贅沢にトッピングしています。

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低温でじっくりと焼き上げる生地は、ふわふわ感と弾力感を両立させた独特な食感が印象的。この生地とコクのある生クリーム、甘酸っぱいイチゴが絶妙なハーモニーを奏でます。また、羊羹ジュレやゼリーのなめらかな食感も良いアクセントに。1つ1つの素材がバランスよく調和しているので、一緒に絡めて食べるとさらに美味しさが際立ちます。1皿3,000円以上する高級パンケーキの魅力は何なのか? なぜ販売しようと思ったのか? 総括料理長の鈴木薫さんにお話を伺いました。

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「ホテルニューオータニ(東京)」だからこそできる、高級パンケーキへの挑戦

── 1皿3,000円以上のパンケーキを販売するきっかけは何だったのでしょうか?

鈴木さん(以下敬称略):「ホテルニューオータニ(東京)」では、2010年からパンケーキの販売を開始しました。当時は、トッピングやパンケーキ自体も今よりもずっとシンプルなものを提供していたのですが、シーズンごとのフェアを開催するにあたり、パンケーキもどんどん進化していったんです。いろんな食材を合わせるともちろん材料費は掛かりますが、その分美味しさを追求できるんです。美味しいものを組み合わせた結果、この価格になりました。きっかけというよりは、美味しさにとことんこだわった、というのが正解ですね。

──値上がりしていく中で、お客様の反応はどうだったのでしょうか?

鈴木:値上がりしてもお客様が遠のくことはなく、むしろ注文数が増えていきました。リピートしてくださるお客様も多いので、現場としてもさらに美味しさを追求したくなりますね。

──使用する素材は、どのように選んでいるのでしょうか?

鈴木:高い素材を使えば美味しいというわけではないので、組み合わせのバランスを考えながら選んでいます。いろいろな食材を合わせて、そこから引き算をしていくんです。これとこれは合わないからやめよう、逆にこれを入れたら合うなど、とにかくバランスを大事にしながら素材を選んでいます。

──パンケーキを焼く専属のシェフがいるというのは本当でしょうか?

鈴木:毎回異なるシェフが焼いてしまうと、生地にばらつきが出てしまうんです。安定したものを提供するために、同店では専属のシェフが焼いています。

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▲専属シェフが焼き上げるパンケーキ

シーズンごとにフェアを開催!旬のフルーツを使ったパンケーキが好評

──現在は“あまおうスイーツフェア”を開催中ですが、特にこだわった所を教えてください。

鈴木:まずは生地の配合でしょうか。今回は、カスカラパウダーを加えた生地と、ホワイトシリアルで作った2種類の生地を用意しました。カスカラパウダーとは、コーヒーの果皮を乾燥させた「カスカラコーヒーチェリー」を粉砕してパウダー状にしたもので、あんずのようなフルーティーな香りが特徴です。一方のホワイトシリアルは、あわ・きび・アマランサスを配合した当ホテルオリジナルの雑穀で香ばしい香りがあります。1皿で2種類の生地を味わえるパンケーキは、なかなか無いと思いますよ。あとはトッピングですね。「博多あまおう®」に加え、「羊羹ジュレ」や船橋屋の「くず餅乳酸菌」入りゼリー、「あまおうゼリー」、「豆乳カスタード」など、「博多あまおう®」と相性の良い和素材を合わせました。今回は、和と洋の組み合わせがポイントです。

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▲ホワイトシリアルを加えた香ばしい生地

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カスカラパウダーを加えたもっちりとした生地

──2種類の生地が楽しめるのは魅力的ですね。ちなみにメープルシロップにもこだわっているのでしょうか?

鈴木:コーヒーショップ「SATSUKI」では、お客様に楽しんでもらえるよう「ゴールデン」「アンバー」「ダーク」の3種類のメープルシロップを用意しています。お客様によって様々ですが、3種類それぞれを味わう方が多いですね。

──ちなみに鈴木さんのオススメはどれでしょうか?

鈴木:私のオススメは「アンバー」ですね。薄くなく濃くもなく、ちょうど中間ぐらいの方が生地の美味しさと合うんですよ。好みによるので何とも言えませんが、参考にしてもらえると。

──今後はどのようなフェアを開催していくのでしょうか?

鈴木:季節ごとにフェアは開催したいと考えています。旬のフルーツを使ったスイーツやパンケーキを作っていきたいですね。ちなみに、併設の「パティスリーSATSUKI」で販売しているスイーツは、店内でイートインも可能です。こだわりの素材で作ったスイーツが沢山あるので、ぜひ食べてほしいですね。

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▲併設する「パティスリーSATSUKI」。中には1カット3,000円以上する高級ケーキも!

──次回のフェアも楽しみにしています。本日はどうも有難うございました。

 素材の組み合わせを大事にするコーヒーショップ「SATSUKI」のパンケーキ。1皿3,000円以上する贅沢なパンケーキは、とことん美味しさを追求しているのが分かりました。「今日はリッチなパンケーキが食べたい!」という時は、ホテルニューオータニ(東京内)にあるコーヒーショップ「SATSUKI」に、ぜひ足を運んでみてください。

お店紹介

 コーヒーショップ「SATSUKI」

住所:東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ ザ・メイン ロビィ階

電話番号:03-5275-3177

営業時間:7:00~24:00(パンケーキの提供は11:00~17:00)

定休日:なし

www.hotpepper.jp

書いた人:はなとも

はなとも

日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ。 スイーツ専門のライターとして様々なweb媒体で記事を連載中! 著書「スイーツ男子はなとものi love パンケーキ」を2017年11月、株式会社KADOKAWAより出版。

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March 02, 2020 at 04:00PM
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