豊後大野の食材で交流 市とグルメアプリ連携 - 大分合同新聞

だんご汁を作るキッチハイクツアーの参加者

　【豊後大野】豊後大野市はグルメアプリ「キッチハイク」と連携した食イベントを展開している。食や料理に関心を持つ関東在住のアプリ登録者らに市内産食材の魅力などを紹介。「食を通じて豊後大野ファンが増えてほしい」と願う。
　キッチハイクは料理を作りたい人や食べたい人を結び付けるサービス。運営するキッチハイク社（東京都）によると３年前に交流アプリを開発し、関東を中心に約８万人が登録している。
　豊後大野市のアンテナショップ「ぶんご大野ビューロ大地の物語」（大分市府内町）のスタッフ藤内典子さん（４４）が「交流人口を増やす強力な武器になる」とアプリに着目した。豊後大野市内の野菜ソムリエや料理人に呼び掛け、２０１８年から都内でアプリを利用した食イベントを開催。これまで１３回実施し、延べ約２００人が市内産食材を使った料理や加工品を楽しんだ。
　今年２月には、同社が同市へのツアーを初めて企画。２０～４０代の男女１８人が来県し、緒方町の俚楽の郷でまきを使ってご飯を炊いたり、だんご汁を作ったりした。
　東京都荒川区、料理研究家の丸山寛子さん（３５）は「すべておいしい。九州は思ったより近かった」。千葉県四街道市、自営業清宮泉美さん（４１）は「きれいな所だと思った。また来たい」と喜んだ。
　藤内さんは「今後も関東での活動を続け、豊後大野のおいしい食を一人でも多くの人に知ってもらいたい」と話している。

※この記事は、4月6日 大分合同新聞 10ページに掲載されています。

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April 05, 2020 at 11:15AM
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