ひとり親家庭などの食事を支援する県内の子ども食堂の運営者らでつくる「子どもから地域へ拡［ひろ］がれネットワーク」（熊本市中央区）が、日持ちする食材の提供、募金、ボランティアでの活動参加を呼び掛けている。
新型コロナウイルスの影響で、多くの子ども食堂が活動休止に追い込まれているが、ネットワークは「利用者と日ごろからつながりのある子ども食堂が生活を支える必要がある」と強調。寄付金で購入した弁当や、提供してもらった食材などを、各子ども食堂を通して利用者に配る。
ネットワーク代表の豊田謙二・熊本学園大シニア客員教授（７２）によると、４月末現在、３４団体・個人がネットワークに加盟。利用者が集まって調理・食事をする会食は全て中止している。
調理場所を確保できなかったり、弁当を購入する資金が足りなくなったりしているのが要因。「スタッフが子どもの休校で活動に参加できず、人手が足りない」などの声もあるという。
食材や寄付金などの申し込みは１３日まで。ネットワーク事務局ＴＥＬ０７０（１９４１）８００８。（國崎千晶）
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