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Friday, December 18, 2020

福井の食材の魅力を発信 飲食店主らが事業組合設立へ - 朝日新聞デジタル

 福井の食材や食文化の新たな魅力の発掘につなげようと、飲食店経営者らが「福井グルマンディーズ事業協同組合」を設立する。メンバーらが18日、福井市内で記者会見し、「力をあわせて、福井のいいものを発信したい」と語った。

 組合は、福井市などの料亭やバー、レストランの経営者ら7人が発起人になった。福井市の老舗料亭「開花亭」の開発毅社長が理事長に就く。

 新型コロナウイルスの影響で飲食業界の苦境が続く中、福井の食の新たな魅力の発信や新商品の開発、ブランドづくりなどを後押しするのが狙い。「ごちそう」などの意味があるフランス語の「グルマンディーズ」に、食材や各地に根付いている食文化を真摯(しんし)な姿勢で発信し、共有したいとの思いを込めた。

 料理人や飲食店経営者らを対象にした料理研修を開いて人材を育成するほか、越前おろしそば、ソースカツ丼に続く名物や、羽二重餅など既存の名産の新たな味わい方の提案などにも取り組むという。食材や商品の魅力の伝え方、販路開拓などについては専門家に助言を求め、金融機関や「ふくい産業支援センター」などとも連携する。

 記者会見した開発さんは「みんなで知恵を絞り、協力して苦境に立ち向かうための場になれば。一緒にやりたいという人を募っている」と参加を呼びかけた。

 会見には、全国各地の食材の発掘などを手がける「スマイルサークル」の岩城紀子社長も同席。アドバイザーとして組合に協力する岩城さんは「福井の食材はどれも素晴らしく、それぞれにストーリーがある。地元の人が知らない魅力を引き出して伝えていきたい」と語った。(八百板一平)

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