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Wednesday, April 28, 2021

ひとり親家庭に食材定期便 県事業、無償で配布 - 朝日新聞デジタル

吉田博行

 徳島県は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で生活が苦しくなったひとり親家庭を対象に、県内産の米や野菜、海産物などを詰め合わせた「とくしま夢みらい定期便」を無償で届けている。10月末まで申し込みを受け付ける。

 対象となるのは、児童扶養手当の受給者や、新型コロナの影響で収入が大きく減ったひとり親家庭など。県から委託を受けた県母子寡婦福祉連合会(徳島市)が、定期便の配達希望を受け付けている。生活保護受給世帯は対象外。

 毎回3千~5千円相当の食品を箱詰めした定期便を、約1カ月~約1カ月半おきに、1世帯あたり計5回配達。アレルギー対応食品を計4回届けるコースもある。連合会によると、対象約6千世帯にはすでに申込書付きの案内チラシを配布。今月21日までに約2900世帯から申し込みがあり、3月中旬から順次配達しているという。

 徳島市子ども食堂を運営するNPO法人クレエールは、定期便の食材の箱詰めを担当。今月8日、スタッフ5人が米や鳴門金時、ノリやラーメンなどを段ボール箱50箱に丁寧に収め、配達業者に託した。

 作業に立ち会った連合会の原浩之事務局長によると、昨年も県からの委託で食材の無償配布を実施したが、失業や収入減に苦しむひとり親家庭から「配布を続けてほしい」との要望が寄せられたという。原事務局長は「新型コロナがいまだ収束せず、引き続き実施することになった。県内の食品事業者の応援にもつながるので、気兼ねなく申し込んでほしい」と話す。

 とくしま夢みらい定期便の申込書は、県内の福祉事務所や市町村役場の窓口で配布。必要事項を記入し、郵送で申し込む。問い合わせは、平日の午前8時半~午後5時15分に専用電話(080・2010・3803)へ。(吉田博行)

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