2021/10/17 05:00 ウェザーニュース
秋は空気の乾燥により、肌にトラブルの多い時期です。そこで、ここでは古くから美容によい食材として珍重されてきたハチミツについてご紹介します。
国際中医薬膳師で源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸佳子先生に、詳しい話を聞いてみました。
瀬戸先生は、「秋は、湿気が少なくなり乾燥してきます。ハチミツは、これからの季節の体調管理に、ぜひ活用したい食材」と説明します。
「薬膳では、ハチミツは肌を潤すのはもちろん、呼吸器を潤し咳を止める、腸を潤し便通をよくする、胃腸の調子を整えるなどの効能があるとされています。
ハチミツだけでも優れた効果がありますが、ハチミツと一緒にとることで相乗効果を得られる食材があります。お勧めの組み合わせをいくつか紹介しましょう」(瀬戸先生)
【黒ごま】
▼効能:肌や髪に潤いをもたらす、腸を潤す、アンチエイジングに。
▼食べ方:黒ごまペーストにハチミツを加え、ヨーグルトやパン、クラッカーとともに。ごま和えにも使える。
「白ごまなら、喉など呼吸器系の乾燥に役立ちます。黒ごまペーストに、くるみを追加すると、アンチエイジング効果と潤い効果が高まります」(瀬戸先生)
【ローズやハイビスカスのお茶】
▼効能:血流を促して肌のくすみ解消、ストレス解消、疲労回復に。
▼食べ方:ハーブティーにハチミツの甘味を加える。
「ローズは、ホルモンバランスやストレスが気になる人に、ハイビスカスは疲労回復したい人にお勧めです。もちろん、両方ブレンドしてもよいでしょう」(瀬戸先生)
【柑橘類】
▼効能:痰を切る、喉を潤して咳を止める、風邪予防に。
▼食べ方:皮をハチミツに浸してジャム代わりやお茶受けに。ゆず茶もハチミツ入りを選ぶとよい。
「薬膳では柑橘類の皮に様々な効能があるとしています。例えば、ハチミツと金柑を組み合わせが喉に良いとされています。皮を使うことがポイントなので、無農薬のものか、よく洗って使いましょう」(瀬戸先生)
ハチミツが秋の体調管理に効果的だというのは嬉しい限りです。
「ただし、甘いものですから、食べ過ぎはよくありません。また、お通じをよくする作用があるので、お腹が緩くなっているときは控えるましょう」(瀬戸先生)
食べる物に気をつけて、季節の変わり目のトラブルを減らしていきましょう。
※ハチミツは1歳未満のお子さんには与えないようにしてください。
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