
ケーキは“全材料”木材は「1.5倍」値上げ 消費者「やりくりするしかない」 鹿児島[06/10 19:11]
原油価格の高騰や円安などで身近なあらゆるものの値上がりが続いています。暮らしやお店にどんな影響がでているのか、取材しました。
鹿児島市荒田の洋菓子店です。季節のフルーツなどを使ったケーキが、常時30種類ほど並んでいます。店では、材料の値上がりを受けて、今年4月、焼き菓子など一部を除く商品を3パーセントから5パーセント値上げしました。味や品質は変えられないため、仕方ない選択だったといいます。
(ケーキハウスアプリコット 穂満昌吾店長)「味を変えることはしたくなかったので、材料の変更はしていない」
ケーキ作りに欠かせない小麦粉に砂糖、卵、バター、生クリーム。これらすべての仕入れ値が、今年に入り平均して5パーセントほど上がりしました。
さらに、食材だけではありません。原料に石油が使われるお祝いに欠かせないロウソクのほか、ケーキを入れる箱、包装紙も値上がり。特に包装紙は去年の今の時期の1.5倍の値段で仕入れています。
(ケーキハウスアプリコット 穂満昌吾店長)「今までにはなかった。いつか止まればいいが、このまま値上がりすると他の商品にも影響してしまうので、そこが心配」
世界的な原材料価格の高騰やロシアによるウクライナ侵攻、急速な円安などによる値上げラッシュ。このまま続けば再び商品の値上げも検討するということです。
鹿児島市のホームセンターでも、円安で輸入物の仕入れ値が上がったほか、原油高騰で輸送コストも上がった影響で、今年に入り日用品をはじめ、多くの商品を断続的に値上げせざるを得ない状況です。
特に、園芸や農業用の肥料や合板木材は去年の同時期に比べて、およそ1.5倍になりました。買い物をする人も、日常生活の様々な場面で物価高騰を感じています。
(客・農業)「我々は農家なので、石灰や土づくりが基本。でも高いなと思う、やっぱり」
(客・主婦)「(物の値段が)上がってきている。いろんなお店を比べて、どちらが安いか比べている」
(客・会社員)「(Q.一番値段が上がっているのは?)やっぱり食べ物かなと思う。タイムセールに行きます。そういうので家計をやり繰りするしかないのかなという気がする」
店では、メーカーや卸業者などから値上げの情報があった場合、事前に多めに仕入れ、販売価格を抑えるなど対策をとっています。
(ホームセンターきたやま 内村武志副店長)「(ホームセンターは)店舗が大きいので、値上がりするかもしれない商品は早めに確保して値上がりに備えて、お客様にできるだけ負担が少ないようにしていきたいと考えている」
先の見通せない物価の上昇。店側も消費者側にも工夫が求められる日々が続きそうです。
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