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Friday, June 7, 2024

ケーキの町・佐久で発見 ケーキ⁉ - nhk.or.jp

自由が丘、神戸と並ぶ、「日本3大ケーキの町」を掲げる佐久。町を見回すと…。

ありました、ありました!ケーキ店をいたるところで発見!例えばこちら。

自家栽培のフルーツを使う、こだわり店です。

初夏は、旬の木イチゴのケーキが人気。甘さ控えめで酸味がちょうどいいアクセントなんですって!

お客さん

お店が多いですね。
お気に入りのお店は、きっとみんな違う店の名前が出てくる感じがします。
どこのケーキ?っていうとみんなそれぞれいいますね。

店ごとの、個性が光る佐久。
こちらは100種類を超えるスイーツで、お客さんを迷わせちゃう人気店です。

新作は旬のマンゴーと、濃厚な
カカオムースを絶妙に組み合わせた一品。映えっぷりもいい感じですよね?

佐久ならではの、変わり種ケーキも!

こちらは青ばつのモンブランです。でも、青ばつって一体なに?

ケーキ職人
高橋さん

これが青ばつの豆になります。要するに青大豆ですね。

青ばつは大豆の1種で、油分が少なく、甘みが強いのが特徴です。
佐久では昔から、浸し豆にして食べるのがおしたなじみでした。

今、青ばつって正直あまり食べられなくなった。
知ってほしくて食べやすいスイーツにしたら食べてもらえるのかなと思いました。

青ばつのクリームのまろやかな風味と、爽やかな甘さがあとひく意欲作です。

ところで、佐久がケーキの町を名乗り始めたのはおよそ30年前。
地元の魅力に気がついた、パティシエたちがきっかけでした。

乳製品だったりとかフルーツが、お菓子に使うようなフルーツがたくさん取れると
いうことでケーキの町という形で売り出すことになりました。

日照時間が長く、寒暖差が大きい佐久はフルーツなどの農業や畜産が盛んな地域です。

つまり、ケーキにぴったりの材料が揃ってるってことなんです!

さらに、パティシエの技術で、おいしいだけじゃない幸せも生み出してきました。

市内12店舗が手を組み行っていた、「夢ケーキデザイン大賞」。
一般人が応募したイラストを、パティシエが実物のケーキに作り上げるイベントです。

子どもの、宇宙飛行士の憧れを表現したものや…。

大好きなネコのケーキも!

夢ケーキデザイン大賞が終わった今も、あのときの喜びが、佐久の人の胸に刻まれています。
14年前、中学1年生のときに書いた絵が、ケーキになった滝沢さんです。

自分が可愛いと思うものを多分詰め込んだと思います。
立体物になったのを自分の目で見て、こんな感じになったんだっていうので感動した記憶があります。


ケーキ職人 中村さん

ケーキってやっぱりみんなに夢を与える食べ物だと思うんですよ。
お腹を満たすものじゃなくてどっちかというと心を満たすような感じの商品だと思っているので。(ケーキ店の)数があるっていうのはすごく1つの大きなメリットなので、みんなで協力して新しいウェーブを起こせればいいかなと思います。

いま、じわじわ町を盛り上げているのが、絶滅危惧種と呼ばれるケーキです。

お客さん

大好きなんです。
やっぱり懐かしいの食べたいって思うんですよね。

こちらが「たぬきケーキ」!
全身をチョコでコーティングされ、アーモンドの耳がついた、可愛いらしさが特徴です。
中身はコク深いバタークリームで、昭和の頃は全国の店に並んだ人気ケーキ。

しかし、生クリームの広がりとともに姿を消しました。
この店で、40年ぶりにタヌキケーキを復活させた、田中裕二さんです。

バタークリームってあまり知らない方が多いんですよ。
かつて若い人には懐かしく、今の若い人には新しくというような感じで。

先代で、父の善助さんが作っていたタヌキケーキ。

あの懐かしい味わいを、再び多くの人に楽しんで欲しい―。
記憶と、長年培ってきた技術を頼りに、復活に踏み切りました。

かわいらしくて食べるのにもったいないなと思っていただけるような。

タヌキケーキの決め手は、「表情作り」。

それぞれ一緒にはならないので、ちょっと違っちゃうんですけどね。
そうすると表情がまた違って逆にいいじゃないですか。
あっち向いたりこっち向いたり色んな眼にしています。

1つ1つ異なる表情が、ケーキを選ぶ楽しみを広げています。

いま若い人に食べていただいて、こんなバタークリームもあるんだなと思っていただいて。その人がまた何十年したら懐かしかったなというようになっていただけたら。移り変わっていければ、まだまだこういうケーキもつながっていけるんじゃないかなと思います。

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