日米貿易協定が先月１日に発効され、アメリカ産の牛肉など食材の関税が引き下げられたことを受け、駐大阪・神戸アメリカ総領事のカレン・ケリーさんが、兵庫県西宮市の総領事公邸で、アメリカ産食材を取り扱う輸入会社の社長らを招いてディナーパーティーを開き、米国産食材の良さをＰＲした。
同協定の発効により、アメリカ産牛肉の関税は３８．５％から２６．６％に引き下げられた。例えば１００ｇ２５０円で売られていたものが１割ほど安く、約２３０円になる計算だ。
米国産のワインは現在「１５％」もしくは「１リットル当たり１２５円」の安い方の関税が課されているが、これも段階的に引き下げ、最終的に撤廃される。チーズは、チェダーやゴーダなどを現在の２９・８％から段階的に下げて撤廃する。
３年前に初めて女性のアメリカ総領事に就任したケリーさんは、この絶好の売り込みの機会を逃さなかった。
料理の腕を振るうのは、世界的に有名なアメリカ人シェフのメアリベス・ボラーさん。ケネディ元大統領の長女で、駐日大使も務めたキャロライン・ケネディさんの専属シェフとして日本でも活躍。日本とアメリカの料理双方を知るスペシャリストだ。
ボラーさんは「アメリカの食品安全基準は、他の国と比べても高いです」「アメリカ産の食材が、日本の味付けに合うという事を知ってほしい。そして、どんな料理にも使えるということに気付いてもらえたらうれしいです」と話した。
料理は、デザートを合わせて４品。ワインや、ロブスター、チーズにナッツなど、どの料理にも関税が引き下げられた米国産の食材が使われている。
メインディッシュは米国産牛肉のフィレステーキ。添えられている野菜は淡路島産で、ソースにも日本のしょう油が使われている。
米国産の食材が、日本の野菜や調味料と相性がいいことを知ってもらうのも、今回の目的だ。
東洋ナッツ中島洋人社長は「アメリカの風土と日本の風土を融合させた食事を出していただきまして、大変満足した時間を過ごさせていただきました」と語り、招待されたＧ２０・Ｇ７ユースアンバサダーの山下晴加さんは「日本の食品がいかにマッチするのかということを感じて。例えば、アメリカ産のビーフをいただいたんですが、すごく柔らかくておいしくて、感動してしまいました」と喜んでいた。
ケリー総領事は「アメリカ産の農産品が、お店で見つけると遠慮なく買えて、おうちで食べる機会が（増える）といいなと思います」とＰＲした。
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February 14, 2020 at 02:24AM
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ビーフにチーズ アメリカ産食材召し上がれ…米総領事公邸で熱烈ＰＲ／兵庫・西宮（読売テレビ） - Yahoo!ニュース
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