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給食で使う予定だった食材を車に積み込む中村副代表＝東近江市の蒲生学校給食センターで |
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新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に伴う小中学校の突然の休校で余った食材を廃棄してはもったいないと、県内の二つの民間団体が連携し、自治体から譲り受ける活動を始めた。食事に困っている人や、困窮者を支援するボランティア団体に届ける。
団体はいずれも食品ロスの削減に取り組むフードバンクびわ湖（甲賀市）とフードバンク滋賀（草津市）。休校を受けて県内の自治体と連絡を取り、四日には東近江市の蒲生学校給食センターを訪問。市内三給食センターで今週いっぱい使用予定だったダイコン百六十キロやジャガイモ百二十キロ、菜の花九十キロなどを分け合い、車に積み込んだ。
フードバンクびわ湖は、同市をはじめ県内五市から余剰となった食材を引き受け、野洲市にある保冷庫で保管。子ども食堂やフリースクールといったボランティア活動の支援に役立てる。堀豊共同代表は「休校が決まった直後から、食材はどうなるかと行政側に問い合わせていた。廃棄せずに必要なところに回したい」と意気込んだ。
フードバンク滋賀は、湖南地域を中心に高齢者や低所得者など五十世帯に食材を届ける。中村勝人副代表は「日ごろからのネットワークがあるからこそ、できることがある。食材を無駄にせず、喜ばれるようにしたい」と話した。
同センターの担当者は「食材の納入業者にはキャンセルを申し入れたが、生鮮食品は対応が難しい。廃棄するのはもったいないので、有効に活用していただけるのはありがたい」と感謝していた。
（斎藤航輝）
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March 04, 2020 at 12:10PM
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給食中止で余った食材、必要な家庭に ２民間団体が連携 - 中日新聞
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