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Tuesday, March 3, 2020

新型コロナ>使わぬ給食の食材提供 加須市:埼玉(TOKYO Web) - 東京新聞

野菜を受け取る子ども食堂などの関係者=加須市で

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 加須市は三日、市立小中学校の臨時休校に伴う給食の中止で廃棄する予定だった食材を、市内の子ども食堂運営団体などに提供した。食材の利用方法は団体によって異なるが、生活に困窮しているひとり親家庭への支援などが検討されている。

 市は二月二十八日に今月二日からの臨時休校を決定。食材の提供は休校初日の二日になってから決まり、急きょ市内の団体に声を掛けた。

 三日は、同市町屋新田の加須学校給食センターに四団体の関係者が集まり、給食で使う予定だったダイコンやニンジン、キャベツが手渡された。最終的には七団体に提供される。

 子ども食堂を運営する一般社団法人「すくすく広場」の戸恒(とづね)和夫事務局長(71)は「ありがたい」と感謝しつつ、「子どもにとっては本来、栄養面でも給食が必要。早く再開してほしい」と希望した。

 市は三月分の給食費は徴収しないことにしている。 (寺本康弘)

◆川越、川口両市がPCR検査始める

 川越市は二日、新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査を始め、初日は一検体の検査を実施した。川口市も三日、同検査を開始した。両市は中核市として保健衛生行政を担っており、保健所での検査態勢が整った。

 川越市は食中毒の原因調査用にPCR装置を一台所有。二月中旬に国からコロナウイルス用の検査キットが届き、習熟期間を置いて検査を開始した。本年度予算の予備費で発注した、もう一台のPCR装置一式(約九百六十万円)が届けば、一日最大二十四件の検査態勢が整うという。検査結果は公表しない方針だが、「他の自治体の動向もみて検討したい」としている。

 また、コロナウイルス感染者が発生する事態に備え、患者搬送用バッグと交換部品(患者六人分、計約百三十八万円)も発注した。

 一方、川口市は一日約二十人分の検査が可能で、四〜五時間で結果が分かるという。結果は随時、市ホームページで公表する。 (中里宏、近藤統義)

◆市議会も日程短縮 本庄市など

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本庄市議会は、開会中の定例会で十六〜十八日に予定していた一般質問を中止し、各会派代表による代表質問に切り替える。代表質問は十六日に実施する。議会側からの提案で、日程の短縮で傍聴人らの感染拡大リスクを縮小させるとしている。

 鴻巣市議会も同様の理由で十一、十二日と十六、十七日の予定だった一般質問を中止に。市政への質問は、十六日の一括質疑で受け付け、各常任委員会の日程も二日間から一日に短縮。議会側からの提案という。

 志木市議会も同様の理由から、四〜六日の一般質問を取りやめ、閉会日の十一日に質問項目などを縮小して実施。日高市議会も十、十一日の一般質問を中止。所沢市議会は一般質問を予定していた五〜十一日を休会とした。飯能市議会は十二、十六、十七日の予定だった一般質問の通告者全員(十三人)が通告を取り下げた。 (渡部穣、加藤木信夫)

◆3・11復興を支援 和光での催し順延

 新型コロナウイルスの感染拡大によるイベント中止が相次ぐ中、和光市で七〜十四日に開催予定だった、東日本大震災の被災地と被災者を支援するチャリティーイベントとコンサートも九月に順延されることが決まった。

 支援イベントは市民有志らでつくる「和光3・11を忘れない実行委員会」の主催。同市の二会場で期間中、支援金を募るコンサートや、フォトグラファー金井紀光さんの災害写真展、いずれも被災地支援を続けているジャズピアニスト谷川賢作さん、講談師神田京子さん、詩人桑原滝弥さんの独創的なコラボイベントなどを予定していた。

 実行委の斎藤大介さんは「企画は全て順延する。十四日に合唱団有志が無観客で模擬コンサートをし、被災者へのエールの思いを込めて動画発信することを検討している」と話している。 (加藤木信夫)

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March 03, 2020 at 02:45PM
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