次世代iPhoneが毎年おなじみの秋に発売とすれば、あと半年に迫っています。そんななかiPhone 14(仮)が量産に向けた技術検証テスト(EVT)に入るとともに、2023年のiPhone 15 Pro(仮)には光学5倍ズームが可能なペリスコープレンズが搭載されるとのアナリスト予測が報じられています。
米9to5Macが見たHaitong International Securities(香港を拠点とする証券会社および投資銀行)アナリストJeff Pu氏のサプライチェーン調査に基づくメモによると、iPhone 14は現在EVTの段階にあり、3月半ばに深センがロックダウンした影響はないとのことです。
ちなみに、一般的にアップル製品は量産に至るまでにEVT>DVT(設計検証テスト)>PVT(生産検証テスト)のプロセスを踏まえます。今回のEVTは、その初期段階にあたります。
また深センでのiPhone製造工場は操業を一部再開していることに加えて、iPhone生産の主要拠点でもないため、ロックダウンの影響はない可能性が高いとの観測は以前も伝えられていました。
さらにPu氏はiPhone 14シリーズにつき、いくつかの追加情報を伝えています。まずiPhone 14 Proと14 Pro Maxに搭載される予定のA16 Bionic(仮)チップは4nmプロセス製造(A15は5nm)に移行するにもかかわらず、A15よりもダイサイズ(パッケージ化されていないチップの大きさ)が増しているそうです。
そしてiPhone 14シリーズは低価格モデルの大型化(5.4インチのminiが廃止され、6.7インチのMaxが追加される説が有力)とカメラの強化(Proモデルは12MPから48MPに移行)に支えられた強力なラインアップになるとのこと。その一方でiPhone14のスタート価格はiPhone13に近いと予想されています。
またPu氏は、2023年のiPhone 15 Pro/Pro Maxに光学5倍ズームのペリスコープカメラを発売する可能性はまだ高いと述べています。このペリスコープ方式とは、潜望鏡(ペリスコープ)のようにレンズやミラーで光軸を曲げることで、薄型のデバイスでも高倍率の光学ズームを実現する技術のこと。すでにファーウェイのP40 Pro+など競合他社のAndroidデバイスには採用済みです。
この見解はPu氏も以前から主張しているほか、有名アナリストMing-Chi Kuo氏も「2023年後半のiPhone」はペリスコープレンズにより光学ズーム倍率が大幅に向上するとの見通しを語っていました。
最後にPu氏は、2024年の11インチと12.9インチiPad Proには有機ELパネルが採用されるとの予想を述べています。こちらは韓国の電子産業誌The Elecの報道とも符合しており、ますます有機EL版iPad Proが登場する可能性が高まったといえそうです。
Source:9to5Mac
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