オンライン販売のクリスマスケーキが崩れて届いた問題について、高島屋が会見を開き、謝罪しました。しかし、「原因の特定は不可能」と説明しました。
■高島屋「原因の特定は不可能」質問相次ぐ
高島屋 横山和久専務
「多くのお客様の期待を裏切る結果となりましたこと。消費者の皆様にご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。深くおわび申し上げます」
高島屋がオンラインストアで販売した冷凍のクリスマスケーキは2879個。このうち807個が、形が崩れるなど破損していました。
フランス料理店「レ・サンス」監修のもと、株式会社ウィンズアークが製造を委託され、ヤマト運輸が配送を担当。高島屋は両社から「製造と配送には問題がなかった」との報告を受け、次のように結論づけました。
横山専務
「これらの調査報告を受け、総合的に確認致しました結果、誠に遺憾ながら、原因の特定は不可能という判断に至った」
「原因の特定は不可能」という説明に、質問が相次ぎました。
横山専務
「(Q.原因が特定できないのは結論か?)(Q.原因の特定ができないことが高島屋の限界か?)(Q.原因となりうる可能性は?)私どもが特定をする明確な根拠を見いだすことが不可能と判断。気温・気候の状況とか、当時に携われている方、積まれている場所、流れが全く同じことが再現されない限り、特定したことにならない」
■クリスマスケーキ監修のシェフも驚きを隠せず
崩れたケーキが届いた人は、次のように話しました。
愛知県在住 40代
「ブランディング力を信じての購入だった。原因だけは世間に公表していただきたい」
高島屋のクリスマスケーキの監修を5年間続けてきたフランス料理店「レ・サンス」のオーナーシェフ・渡辺健善さんも、高島屋の説明に驚きを隠せません。
渡辺シェフ
「どこで(問題が)起きたんだ。多分、あれだけの数だったので、どこかで原因が分かるし、あの数だから問題が分かると思ってた。僕もきょう、びっくりした」
今回、問題があったケーキと同じシリーズのケーキは、渡辺シェフこだわりの「フリル」が特長で、崩れないように何度も試行錯誤してきたといいます。
渡辺シェフ
「こうやってやろうが、たたこうが、車で運んでいただいてるんで、こういうふうになることで検証して、この形を保てるのか。5年前からやって問題なかった。あの形は何かがないとならない」
高島屋は今後、取引先との関係強化によって再発防止につなげるとしています。
横山専務
「今後、一連の工程をしっかり管理体制を改善することに向けて、サプライチェーンの皆様の協力をいただきながら共同体制で推進体制を敷くことにより、再発防止につなげてまいりたい」
(「グッド!モーニング」2023年12月28日放送分より)
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