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Monday, February 12, 2024

ブルーベリーの青色は「構造色」だったと判明! - ナゾロジー

ブルーベリーの皮に青色色素は存在しない

よく知られているように、私たちが見ている物のその物体が反射するの色によって決まります。

例えば、リンゴは赤色の光を反射し、それが目に入ってくるので赤色に見えるのです。

またリンゴの皮を調べると、ちゃんと赤色色素である「アントシアニン」が含まれており、これが赤色の光を反射することでリンゴの表面が赤く見えています。

ではブルーベリーはどうでしょう?

見た目に青色に見えているということは、皮の中に青い光を反射する色素が含まれているはずです。

ところが、ブルーベリーの皮に青い色素は存在しません。

研究主任のロックス・ミドルトン(Rox Middleton)氏も「ブルーベリーの青色は果実を搾って得られる果汁の中には存在せず、いくらつぶしても抽出できないのです」 と話します。

ブルーベリーの内側の表皮細胞から実際に得られるのは赤色の色素。Cはブルーベリー表面を拡大してみたものだがやはり赤色をしている。
ブルーベリーの内側の表皮細胞から実際に得られるのは赤色の色素。Cはブルーベリー表面を拡大してみたものだがやはり赤色をしている。 / Credit: ROX MIDDLETON et al., Science Advances(2024)

ブルーベリーが持つ本当の色はダークレッド(暗色系の赤色)の色素であり、実際にリンゴの皮にもあるアントシアニンが含まれています。

ではどうしてブルーベリーは青色に見えるのか。

ミドルトン氏らはその謎を明らかにすべく、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いてブルーベリーの皮を調べてみました。

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