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Saturday, May 30, 2020

「母のカレー」を島の食材で 淡路へ移住の夫婦が専門店 - 神戸新聞

 タマネギや肉など、兵庫県淡路島の食材にほれ込んで愛媛県から移住した夫婦が、同県洲本市内の路地「レトロこみち」にカレー専門店を開いた。縁もゆかりもない土地だが、路地に軒を連ねる食堂などの助けも得ながら奮闘する。(吉田みなみ)

 大條(だいじょう)拓弥さん(28)と妻の有稀(あき)さん(24)が営む「ジョーズカリー」。一見、普通の民家のようなこぢんまりした店の前を通ると食欲を刺激するスパイスの香りが漂う。

 中学時代から母子家庭だった大條さん。忙しい仕事の間を縫って母が作ってくれるカレーが大好物だった。みじん切りのタマネギやひき肉が引き出す味や食感がたまらず、大人になってからは自らスパイスを集めてキッチンに立った。

 元々は自動車解体の会社に勤め、淡路島には食材を求めて休みなどに足を運ぶように。特に気に入ったのがタマネギで「サイズが大きく、水分が多くて甘いところがカレーにぴったり」と感じた。

 「おいしい食材があふれる淡路島でカレー店を開きたい」。思いは徐々に膨らんで2018年末、脱サラして移住を決意。有稀さんも背中を押し、2019年春に島内にやってきた。

 知り合いもいない土地で不安は募ったが、店舗探しを通じて知り合った路地の食堂が「慌てて店を構えず、食堂が休みの日にお試しでカレーを出してみたら」と声を掛けてくれた。入り口に「カレーあります」と張り紙を掲げると、完売が続いて自信に。食堂近くの空き家を借り、19年12月に独立を果たした。

 店で出すカレーは約1年間試行錯誤した“母のカレー”の進化版。タマネギはみじん切りにしてあめ色になるまで炒め、カレーのスープは煮込んだ後に一度冷まし、余分な油を取り除いて食材の味を際立たせた。辛さは5段階で選べる。

 当初はランチのみの営業だったが、路地を夜も盛り上げようと、この春から金・土曜の夜も開けている。テークアウトもできる。大條さんは「島を訪れた人にはぜひその土地の食材を食べてほしい。優しく受け入れてくれた地元の人にも興味を持ってもらえるメニューを考えていきたい」と意気込む。

 午前11時~午後3時。金・土曜は午後5~8時も営業。木曜定休。

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May 30, 2020 at 01:30PM
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